2022年2月9日 / 最終更新日時 : 2022年2月13日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》温故知新―富山薬業の足跡と矜持を忘れるな 「先用後利」。県内では「せんようこうり」と音読みで一般化しているが、正しくは「用(よう)を先(さき)に利(り)を後(あと)に」と漢文調に読む。薬を使ってもらい、再訪した1年後に代金を頂く。 消費者との信頼を深め、全国 […]
2022年1月6日 / 最終更新日時 : 2022年1月6日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》渋沢栄一と富山の薬業 —誰のための商売か 昨年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、渋沢栄一の信念は「民(たみ)のために働くこと」だった。農民から武士へ、一時大蔵官僚にも就いたが、生涯にわたり銀行や証券取引所、製紙会社など500以上の事業を興し、民間人を貫 […]
2021年12月18日 / 最終更新日時 : 2021年12月18日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》雪庇(せっぴ)の上を歩く世界と日本―コロナ禍に見える絶景 「人間という絶景がある」 —県内企業・オークスの心に残るテレビCMである。人それぞれ終章を迎え、振り返ればドラマがあり、いのちをつないでゆく。現代に生きる私たちが見続け、次代につなぐコロナ社会の風景はどうだろうか。そ […]
2021年11月16日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》若者よ、帰りなんいざ故郷へ―富山の人口100万人割れは目前 新田八朗氏が富山県知事に就任し、2年目に入った。様々な政策課題に意欲的ではあるが、最も厄介なテーマは少子化と人口問題でなかろうか。 富山県の人口は1995年の112万5,612人をピークに減少を続けている。2020年 […]
2021年10月18日 / 最終更新日時 : 2021年10月18日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》表紙は替わったが・・・ 日本の政治は変わるか 本の表紙は、その本を買うかどうか判断するときに重要な役割を果たす。タイトルと表紙デザインに興味をもってもらって初めて本を手に取ってもらえる。ところが、同じ表紙でも政党の表紙となると、どうもややこしくなる。 「表紙を替 […]
2021年9月16日 / 最終更新日時 : 2021年9月16日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》鄙の国からの反旗―「ポストコロナの日本」を救う道 鄙。「ひな」と読む。都から遠く離れた土地、「田舎(いなか)」と辞書にある。例えば「鄙には稀な美人」、あるいは「辺鄙(へんぴ)」、都会から離れた不便な土地を表現し、都から地方を見下した言葉である。地方の人々は日本という国 […]
2021年8月18日 / 最終更新日時 : 2021年8月18日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》疾風に勁草を知る ―解散総選挙の行方 中国の後漢書が出典という故事、「疾風に勁草(けいそう)を知る」―困難や事変に遭遇した時、初めてその人の意志や節操の堅固さが分かるという。強風が吹き荒れ、多くの草木、葦(あし)が折れてしまった中、一本の強い葦が存在した。 […]
2021年7月16日 / 最終更新日時 : 2021年7月16日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》天皇の心情「拝察」発言に思う―パンデミック下の東京五輪開幕 脳裏に残るあのシーンが蘇る。国立競技場にトーチを掲げた最終ランナーが姿を現した。聖火台へ駆け上がり、ゆっくりと点火した。その瞬間、青天の下、大歓声が競技場を包む。……昭和天皇がゆっくりと立ち上がる。「第18回近代オリン […]
2021年6月18日 / 最終更新日時 : 2021年6月18日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》ワクチン戦争の責任はどこに―五輪はコロナに勝った証しになるのか 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、政府と都道府県、現場を司る市町村と住民の間で混乱が続く。混乱の元凶は、国のワクチン確保の見通しの甘さと接種体制の脆弱さにある。「国民のワクチン接種を終え、東京五輪はコロナに勝った […]
2021年5月19日 / 最終更新日時 : 2021年5月19日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》異人たちの遺言―高岡再生のヒント 高岡市民は記憶にあるだろうか。生まれも育ちも高岡とは無縁。平成時代に〝旅の人〟とも言える、二人の異人が廃業寸前の財産を蘇らせ、あるいは新たな文化事業を創造した。その一人、国立高岡短期大学(現富山大学芸術文化学部)学長の […]
2021年4月20日 / 最終更新日時 : 2021年4月20日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》「ワンチーム」になれるか―富山市長選・市議選を終えて 4年に1度の富山市長選と市議選が終わった。富山市政を展望し、少し前もてはやされたワンチームという言葉が脳裏をよぎった。平成の市町村合併前にスタートした森雅志市政が終わり、藤井裕久新市長が誕生した。前回の市議選は政務活動 […]
2021年3月23日 / 最終更新日時 : 2021年3月27日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》「先憂後楽」に学ぶ ―日医工の違法問題を巡って 医療用ジェネリック医薬品(後発薬)大手の「日医工」(本社富山市)の違法行為が薬業界はむろん、県民に衝撃を与えた。 出荷前の試験で「不適合」だった錠剤を廃棄せず、再加工して「適合品」として販売していた。命と健康を守り、信 […]