2023年6月2日 / 最終更新日時 : 2023年6月2日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》地域の”絆”と”心意気”でー祭りの存亡 「ぴーひゃら、ぴーひゃら」「どどん、どんどん」――。弥生3月ごろ、夜の帳(とばり)が下りると田園地帯のどこからともなく、笛や太鼓の音が聞こえ、町内会や校下で組織された青年団の獅子舞の練習が始まる。しばらくして、隣の町内 […]
2023年4月14日 / 最終更新日時 : 2023年4月14日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》「千年の都」に文化庁移転―地方創生へ”国引き”で結集しよう 昔、小さい国土を嘆いた出雲国の命(みこと)、八束水臣津野命(やつかみずおみつののみこと)は、大きな鋤(すき)を使い、「国来(くにこ)、国来」(国よ、こっちへ来い。こっちへ来い)と言って、太い綱で海の向こうにある土地を引 […]
2023年3月13日 / 最終更新日時 : 2023年3月13日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》パンデミックとの戦いから丸3年ーコロナ下で希望は見えたか 覚えているだろうか。3年前の2020年3月31日。北日本新聞朝刊1面トップニュースは「新型コロナ県内初確認 富山の20代女性が感染か」。準トップは「五輪来年7月23日開幕、日本側とIOC合意」。真ん中には「チューリップ […]
2023年2月12日 / 最終更新日時 : 2023年2月12日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》少子化に目を逸らした日本―異次元には程遠い議論 近頃、「末っ子が可愛くてね」と自慢する親が少ないような気がする。末っ子というからには、3人以上の子どもがいてほしい。未婚者に加え、子どものいない家族、一人っ子が多いためだろうか。 広辞苑に少子とは「一番若い子、末っ子 […]
2023年1月27日 / 最終更新日時 : 2023年1月27日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》「平和な景色」守ろうーサッカー、ウクライナ、中東、日本は⋯ 昨年末、サッカーのワールドカップ(W杯)で日本中が沸き返った。日本国民が一つになり、平和な日本を実感した。優勝経験のあるドイツ、スペインを撃破し、続投が決まった森保一監督は4年後を見据え、「新しい景色が見えた」と意気込 […]
2022年12月20日 / 最終更新日時 : 2022年12月20日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》日本一安価な「電気王国富山」ー魅力を失う工業県 富山県は元々、農業が盛んだが、日本海側では珍しく、製薬業やアルミ産業が盛んな工業県だ。県外の企業進出も多い。当然、大量の電気を使う工場は北陸電力に頼る。その本社は金沢市ではなく、富山市にある。「今さら何を」と思うだろう […]
2022年11月24日 / 最終更新日時 : 2022年11月24日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》国会論戦「失われた10年」ー野田元首相の追悼演説 2012(平成24)年11月4日、衆議院第1委員会室でのこんなやりとりから日本が変わった。「今週末の16日に解散をしていいと思っています」(野田)、「民主党というのは改めて思いつきのポピュリスト政党ですね」(安倍)、「 […]
2022年10月17日 / 最終更新日時 : 2022年10月19日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》赤い羽根共同募金―100円玉は値千金 秋晴れの10月1日、3年ぶりに射水市の新湊曳山(ひきやま)祭りが開催されると聞き、放生津八幡宮を訪ねた。コロナの感染拡大が落ち着き、市民らが大勢、八幡宮を目指し、楽しそうに沿道を歩いている。神社入口までたくさんの露店が […]
2022年9月16日 / 最終更新日時 : 2022年9月16日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》松村謙三に学ぶ-政治家と政治屋 お盆過ぎの8月18日、南砺市刀利(とうり=旧福光町)の刀利ダムで水神(すいじん)祭が行われた。旧福光町やダムの関係者らが集まり、ダム建設に尽くした同町出身の政治家(衆院議員)、松村謙三の功績をしのび、水の恵みに感謝した […]
2022年8月15日 / 最終更新日時 : 2022年8月15日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》安倍元首相銃撃事件に思うー政治の貧しさを憂える 安倍晋三元首相が参院選の応援演説中に銃撃を受け、死亡する痛ましい事件が起きてからほぼ1カ月になる。銃撃した山上徹也容疑者の生い立ちと家庭環境、母親が入信した宗教法人「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の実態や政治家と […]
2022年7月19日 / 最終更新日時 : 2022年7月19日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》レガシーは必要かー自民党県連・国会議員が知事に異例の要望 英語のレガシー(legacy)。遺産や遺物と訳されるが、時代遅れや過去の遺物とネガティブなニュアンスで使われることもある。小池百合子東京都知事はひと頃、東京の都市開発やまちづくりを「東京五輪のレガシーとして活かしたい」 […]
2022年6月17日 / 最終更新日時 : 2022年6月18日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》 移民と避難民と難民 ー “鎖国”を解き、共生社会を 「イミズスタン」。この言葉、以前からテレビやネット上で話題になっている。県西部の射水(イミズ)とパキ(スタン)を合わせた造語だ。射水市内で大勢のパキスタン人が生活する土地をパキスタン人自らがこう呼ぶそうだ。高岡市で住め […]
2022年5月18日 / 最終更新日時 : 2022年5月18日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》 忘却とはーコロナ禍と戦禍の記録 忘却(ぼうきゃく)とはなんだろうか。すっかり忘れ去ることだが、人間には嫌なこと、辛い出来事を忘却の彼方に追いやりたい心理が働く。昨年亡くなった作家の瀬戸内寂聴さんは忘却には二つの意味があると説いた。 一つは仏の慈悲と […]
2022年4月16日 / 最終更新日時 : 2022年4月16日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》人事は「補正」できないー異動の季節に思う 春はそわそわする季節である。サラリーマンや公務員にとって、栄転、左遷、配転、そして退職者がいれば新入社員もいる。新旧交代、去るも地獄、残るも地獄。そんな思いの方もいただろうし、一生懸命に働き、いよいよ部長職昇格かと、多 […]
2022年3月11日 / 最終更新日時 : 2022年3月11日 toyama-business 寄稿・コラム・講演 《一言半句》パンデミック下の妄想―プーチンはなぜ戦争の道を選んだか 2022年2月24日、ロシアは兄弟国と呼ぶ隣国ウクライナに軍事侵攻した。プーチン大統領が始めた蛮行に世界中の国々が驚愕した。平和維持(戦争防止)と社会の発展を目的とする国際連合の常任理事国であるなら、いかなる理屈を並べ […]