【光岡自動車】富山市婦中町に2階建て複合型店舗「MITSUOKA grand store」 オープン

紅茶専門店と雄大な立山連峰をのぞむプレミアムホール備える

 光岡自動車(富山市、社長光岡章夫)が富山県と石川県を結ぶ国道359号線沿いに建設してきた、2階建て複合型店舗 「MITSUOKA grand store(ミツオカ グランドストア)」が10月22日(土)にオープンし、オープンフェア開催当日の22日、23日には多くの家族連れなどで賑わった。

丸みをおびた特徴的なデザインの新店舗。国道359号線沿いの好立地に位置する。

 場所は富山市婦中町下轡田(しもくつわだ)。元は同社のグループ会社でフォルクスワーゲンやアウディの正規ディーラー、ファーレン富山の板金塗装部門があった場所で、同部門の移転にともない2019年から複合店舗建設の計画を進めてきた。

 近隣に北陸地区最大級の商業施設や新興住宅地があり、国道沿いのためアクセスが良いなど、好立地に位置する。敷地4,186平方メートル、延べ床面積2,080平方メートル。投資額は未公表。

 1階は開放的なシームレスのフロア設計で、これまで婦中町横野にあったミツオカ専売ショールーム「MITSUOKA富山ショールーム」がリニューアル移転したほか、新規オープンした県内唯一の Stellantisジャパン正規ディーラー「フィアット/アバルト富山」、光岡自動車初の飲食店舗となる紅茶専門のティールーム「actea(アクティ)」の3店舗が併設されている。

 MITSUOKA富山ショールームには新車以外にも、同社だけが手掛ける高品質の中古車をベースに新車製造ラインで組み上げるメイクアップ車なども展示。ティータイムを楽しみながら店舗間を行き来して、幅広い層に間近でミツオカ車を体感し関心を高めてもらう。

希少車種が展示される広々とした2階プレミアムホール

 2階は雄大な北アルプスの立山連峰をのぞむ開放感と高級感のあるプレミアムホールとした。同社が歴史に残してきた希少車種「ゼロワン」や「オロチ」などを随時展示するほか、”クルマ”以外の催しにも活用していくという。

 21日のオープニングセレモニーでは、光岡章夫光岡自動車社長、ポンタス・ヘグストロムStellantisジャパン社長兼CEO、光岡進光岡自動車会長があいさつした。光岡章夫社長は新店舗開設の意気込み、アフタヌーンティーの紅茶専門店のコンセプトついて説明、Stellantisジャパンのヘグストロム社長は「イタリアと日本の象徴的、個性的な3つのブランドが合わさった場所を富山に作り出せた」と祝った。光岡進会長は国産中古車展示から始めた創業の思い出を振り返り、同店の完成への感謝を述べた。

 定休日は火曜日。営業時間はMITSUOKA富山ショールームが10時~18時、アクティが10時半~18時、フィアット/アバルト富山が10時~19時。