【川田工業】創業100周年 安心・快適な生活環境の創造集団であり続けたい
川田テクノロジーズ(本社南砺市、社長川田忠裕氏)を持株会社とする川田グループの中核会社、川田工業(同)の「創業100周年 感謝の集い」が5月14日、高岡市のニューオータニホテルで開かれ、同社や取引先関係者、新田八朗県知事はじめ国会議員ら約180人が集い、100年の節目を祝福した。
同社は1922年(大正11年)、鍛冶職人であった川田忠太郎氏が富山県東砺波郡福野(現南砺市)に興した川田鐵工所を祖業とする。吊橋の架設を契機として戦後、本格的に橋梁分野に参入し社会基盤整備への推進策と高度経済成長の波に乗って発展。この間、当時世界最長だった吊り橋、明石海峡大橋の架設などで積み重ねてきた設計・制作・施工にわたる新技術をヘリコプターや次世代型ロボット、ICT(情報通信技術)、情報システムの開発・設計などにもフィールドを広げ、現在、グループ15社による多角的な事業展開と売上げ規模1,000億を優に超す企業集団に成長した。

お礼のあいさつを述べる川田忠裕川田テクノロジーズ社長
川田忠裕社長は、小さな鉄工所から始まった当社が昭和、平成、令和のそれぞれの時代の荒波を乗りこえ今日に至るまでに成長できたことに感謝したい。今また社会環境の激変する時に、先人たちがいつの時代にも誠実、品質、技術をもって社会に奉仕するとしてきた使命を胸に刻み「社会に安心で快適な生活環境を創造する企業集団であり続けるべく努力していきたい」とお礼とともに決意を述べた。
来賓からの祝辞、南砺市への記念寄附、取引先会社でつくる川田交正会への感謝状贈呈と続き、鏡開きののち地元の田中幹夫南砺市市長の発声で乾杯し開宴に移った。祝宴のオープニングは清流会による越中五箇山民謡が披露され、宴たけなわには、ちんどん屋おらっちゃ人生桜歌隊が会場を流し、歓談の雰囲気に華を添えた。集いの終わりに川田工業の3代目社長を務め現相談役の川田忠樹氏が謝辞を述べ、川田交正会の根尾由和会長の主唱で万歳三唱、祝賀の集いは大盛況のうちに閉宴した。