【トピオウォーターシステム】特許取得の製法で銀イオン水を効率よく大量に製造 「スーパー銀次朗」

 銀イオン水の販売と製造装置を手掛けるトピオウォーターシステム(本社小矢部市、社長中川大輝氏)はこのほど、これまでの10倍の銀イオン水製造能力を備えた「スーパー銀次朗」を発売した。

 銀イオン水は純水に銀イオンが溶けた状態の水で、除菌・抗菌・消臭効果に優れるとされる。通常は水中で静止した銀の電極に電圧をかける電気分解で銀イオン水にするが、新タイプの「スーパー銀次朗」は、電極を接触させたり離したりする電気接触分解で銀イオンを発生させ、高濃度の銀イオン水を効率よく大量につくる。2020年8月に特許を取得した。

 仕様は、横60×高さ163.5×奥行き54cm。タッチパネルで製造時間を設定、運転ボタンを押すと自動で製造開始する。純水20リットルで、20時間で最大約100ppm濃度の銀イオン水を製造でき、希釈して使う。価格は1.5リットル/5ppm(1.5時間)家庭用タイプ38万円、20リットル/100ppm(20時間)業務用タイプ480万円。1リットルあたりの原価は15円程度になるという。

 銀イオン水は0.1ppmで効果があるとされ、業務用から家庭用スプレーボトルまで応用範囲は広い。介護施設や病院、食品関連、畜産分野などでの販路開拓を進める。