【おおしま国際手づくり絵本コンクール】ジュニアの部最優秀賞に伊藤了輔さん「きみだけの世界を」
高校生以下を対象とした「おおしま国際手づくり絵本コンクール2020ジュニアの部」(主催射水市絵本文化振興財団)の最優秀賞・文部科学大臣賞に東京都立工芸高校3年伊藤了輔さんの「きみだけの世界を」が受賞した。
金賞・県知事賞に富山市立呉羽中学校2年小山樹さんの「ダッチョマン」、金賞・射水市長賞に茨木市立天王幼稚園年長の田村愛珠紗さんの「れみちゃんとパアルくん」と岐阜市立長良西小学校4年長谷川遥子さんの「長良川のあゆ」がそれぞれ選ばれ、11月21日に表彰式が行われた。
また、地元射水市内の応募者に贈られる吉田力賞は射水市立大島南部保育園年長ひまわり組11名の「かみひこうきのぼうけん」が選ばれた。今年は15都府県から481点の応募があり、31点が入賞、39点が入選し、富山県内からは21点が入賞、23点が入選した。
最優秀賞「きみだけの世界を」は、カメレオンの画家・フレディが白黒作品を描くことに行き詰まって悩んでいるときにフクロウの画商の言葉で自分の世界を描くことの大切さに目覚め再び自由に作品を描くようになれる物語。伊藤さんは「カメレオンを主人公にするストーリーは最高の出来だったし、自分の好きな色使いで感情表現ができた」と語り、審査員長の高島圭史東京芸大準教授も「絵と文の構成力、表現力で存在感があった」と講評。
審査員はイラストレーターで絵本作家の松成真理子さん、日本画家の高島圭史さん、読み聞かせボランティア活動を行う川原令子さん、JPIC読書アドバイザーのうつのみやかおりさん、大島絵本館館長の立野幸雄氏が務めた。