高岡市美術館創立70周年記念プレ企画展「賜 コレクションのたのしみ」展開催

 高岡市美術館は、前身である美術館が1951年に開館して以来、来年70周年を迎えるのを記念し、プレ企画展として「賜(たまもの) コレクションのたのしみ」展を開催する。会期は4月10日(金)~5月6日(水・振休)まで。

 同館は前身の美術館の収蔵品を引き継ぎ、1994年に新築・移転オープン。「郷土にゆかりの深い作家や郷土美術・工芸に大きな影響を与えた作家の作品を系統的に収集・保存する」という収集方針のもと、美術工芸、金属造形を中核としたコレクションを形成してきた。

 これまでに寄贈された作品群は同館のコレクションの中核をなし、2019年度には新たに22点の作品を収蔵した。その多くは作家との交流や支援を通して形成された個人によるコレクションであり、かけがえのない「賜」だという。同展では、これらの作品を中心に、絵画、彫刻、工芸約70点を展示する。

 同時開催の「コレクションにみる高岡の金工・漆芸」展では明治時代から現代までの名品役20点を展示。4月24日には学芸員によるギャラリートークも開催される。

 観覧料は一般500円(前売・団体・シニア400円)、高校・大学生300円(団体240円)、中学生以下無料。アニバーサリー企画として、チケットは同館コレクションの絵はがきとなっている。