【櫻島埠頭】新社長に富山市出身の松岡真氏

 港湾運送事業・倉庫業の櫻島埠頭(本社大阪市、東証2部)の新社長に取締役執行役員マーケティング部長の松岡真氏=富山市出身=が昇格する。6月23日開催予定の定時株主総会後の取締役会で正式決定する。

 同社は京阪神の一大生産・消費地帯を背後に持つ国際貿易港・大阪港を拠点とし、大阪唯一の商業埠頭会社として石炭・原塩・鉱石類などのばら貨物をはじめ、石油製品類や化学品など液体貨物を取り扱うほか、冷凍冷蔵・低温物流倉庫業も兼営する。小型から大型まで約13万キロリットル容量の液体タンク群を保有し、2017年には危険物の保管・受払業務を行う化学品センターを開設、新たな物流分野へも進出している。

 新社長となる松岡氏は1958年12月富山市生まれ。81年東京大学工学部卒業。同年住友商事に入社。92年英国住友商事、2004年住友商事無機化学品第2部長、11年韓国住友商事資源・化学品本部長、16年1月から18年3月までソーダアッシュジャパン代表取締役社長を務め、同年4月櫻島埠頭に入社、マーケティング部長、19年6月から取締役執行役員営業部・業務部・マーケティング部を担当。