【光岡自動車】特別仕様車「リューギ EX」「リューギ ワゴン EX」を発売

 光岡自動車(本社富山市、社長光岡章夫氏)は、ミディアムクラスセダン「Ryugi」(リューギ)とミディアムクラスワゴン「Ryugi WAGON」(リューギワゴン)の特別仕様車として「Ryugi EX」(リューギEX)、「Ryugi WAGON EX」(リューギ ワゴンEX)を発売した。これまでのデザインはそのままに、装備の見直しを図り、機能性を向上させた。

  車種グレードは「リューギEX」「リューギ ワゴンEX」ともに、15EX 2WD 5MT、15EX 2WD CVT、15EX 4WD CVT、HYBRID EXの4グレードを用意。全車にプッシュボタンスタートシステム+スマートキーを標準装備している。

 車輌寸法は全長4,510mm、全幅1,695mm、全高1,460mm。ボディカラーはスーパーホワイトII、シルバーメタリック、ブラックマイカのほか、「リューギEX」にはアヴァンギャルドブロンズメタリック、「リューギ ワゴンEX」にはブルーメタリックも設定している。

 「リューギ」はコンパクトセダン「ビュート」とフルサイズセダン「ガリュー」の中間に位置するミディアムクラスとして2014年に発売。車名は、物事に対するその人なりのやり方、スタイルを意味する「流儀」に由来し、クラシカルなスタイリングと高級感、個性あふれる顔立ちを特長とする。

3輪電気自動車「Like-T3」、東京都の災害現場車両に採用

 光岡自動車の3輪電気自動車「Like-T3」(ライク・ティースリー)が、災害現場における初期対応の迅速化を実現する車両として東京都に採用された。東京消防庁に新設される「ファーストエイドチーム」に配属され、2020年1月6日に行われる東京消防出初式で披露される。

 「Like-T3」は、近年増加する小口配達輸送に特化した商用電気自動車として2012年8月に型式認定を取得。軽自動車と原動機付自転車の中間という位置付けの車両で、道路運送車両法上の種別は側車付軽二輪車として扱われるので、車検や車庫証明、シートベルト着用義務がない。道路交通法上では普通自動車とみなされるため、ヘルメットを被る必要がなく、普通免許で運転することができる。

 電気製品と同じように家庭用100Vコンセントから充電することができ、最大積載量は100kg。2人で協力して運搬できるよう乗車定員は2人となっている。機動性と環境性に優れ、公道走行時の混合交通にも支障なく対応できることから、ハウステンボスでの施設管理や観光地における周遊観光、宅配業務、市場内の配達運搬などに利用されている。

「ビュート」のメーカーオプションにクラリオン製ナビを採用

 光岡自動車は、コンパクトセダン「ビュート」とハッチバック「ビュートなでしこ」に、クラリオン製の「8型HDナビゲーション」とフルデジタルサウンドシステムを採用し、メーカーオプションに新たに設定した。クラリオン製オーディオ機器のメーカーオプション採用は同社初。

 8型HDナビゲーションは10月にリリースされた新モデルで、ナビゲーション・オーディオ・ツール・アプリケーションの4エリアを一画面に表示し、シーンに合わせた切り替えや各エリアの位置変更、頻繁に使う機能をアプリケーションエリアに表示できるショートカット機能など、操作性に優れる。業界初のクラウド情報ネットワークサービス「スマートアクセス」の音声操作機能、スマートリモコンの連携機能など、自動車の機能にとどまらず日常生活における利便性も追求したモデルとなっている。

 これまでの7V型サイズに加え、新たに8型サイズを追加設定することで選択肢が広がるほか、フルデジタルサウンドシステムの採用によりオーディオの音質にこだわるユーザーへの訴求力を高める。