【北陸電機製造】超高効率、環境配慮のアモルファス変圧器2タイプを発売

 北陸電機製造(本社滑川市、社長松本重夫氏)はこのほど、「配電用超高効率アモルファス変圧器」および「配電用パームヤシ脂肪酸エステル油超高効率アモルファス変圧器」の2機種を発売した。

 「超高効率アモルファス変圧器」は鉄心にアモルファス合金を採用し、従来の珪素鋼板の変圧器に比べ待機電力を約3分の1に低減する。また、エネルギー消費効率を大幅に改善し、省エネ基準達成率はトップランナー変圧器(100%)を上回る約150%を実現。年間電力料金およびCO2排出量も大幅に削減するなど、更なる省エネルギー化を図った。

 「パームヤシ脂肪酸エステル油超高効率アモルファス変圧器」は、絶遠油として植物由来のパームヤシ脂肪酸エステルを使用しており、高い省エネ効果に加えて環境にも配慮している。

 パームヤシ脂肪酸エステルは生分解性に優れた絶縁油で、ECOマーク認定を取得済み。土中の微生物によって炭酸ガスと水に分解されるので、万一の漏油時も環境への負荷を抑えることができる。代表的な電気絶縁油である鉱油と比べて酸化安定性に優れ、絶縁油が劣化しにくく、優れた水分移行により絶遠紙の劣化を抑え、変圧器が長持ちするなどの特長をもつ。

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