【イセ食品】鶏卵初の機能性表示食品、中性脂肪を下げる卵を7月1日から全国発売

 高岡市にグループ拠点をもつ鶏卵業界最大手のイセ食品(本社埼玉県鴻巣市、代表取締役伊勢彦信氏) は7月1日、 鶏卵初の機能性表示食品である「機能性表示食品 伊勢の卵」の全国発売を開始した。

 「機能性表示食品 伊勢の卵」は1日当たり摂取目安量(2個、可食部約 98g)中、EPA(エイコサペンタエン酸)を39mg、DHA(ドコサヘキサエン酸)を352mg含み、中性脂肪値を下げる機能が期待できる。機能性表示食品の中でも中性脂肪対策のニーズは高く、毎日食べる機会の多い卵で消費者の健康増進に役立てることができるという。

 EPAとDHAは人間の身体の中ではつくることができず、 食事などで外から摂取する必要がある必須脂肪酸。肝臓での余分な中性脂肪の合成を抑制する機能と、血中の中性脂肪の分解を促進する機能があることから、中性脂肪値を下げる機能があると認められている。

 同社は DHAを豊富に含むDHA強化卵の開発を世界に先駆けて進め、1989年に「伊勢の卵」の開発に成功。その後も消費者の健康増進に役立つ卵の研究を続け、2016年にはイセたまご研究所を設立してさらなる研究・開発を進めてきた。動物に由来する食品である卵は動物の個体差があるため、消費者庁に機能性表示食品としての届け出が受理されるのは困難とされていたが、長年にわたる卵の研究・開発により、均質性の高い卵を生産する体制を確立した。

 飼料にEPA・DHA を含む魚粉や高純度に精製した魚油を配合することで、普通卵には含まれていないEPAと普通卵の約3倍のDHA を含有する。飼料には青魚の成分が豊富に含まれており、黄身に青魚の旨味がたっぷりと詰まった濃厚な味わいの卵となっている。

 赤玉6個入りで、希望小売価格は330 円(税抜き)。全国のスーパーマーケットをはじめとする小売量販店で販売している。

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