滑川の海洋深層水を用いた天日塩「健好の塩」が販売開始

 滑川市は、滑川沖約2,600メートル、水深333メートルの深海から取水した海洋深層水を100%使用した天日塩「健好の塩」の販売を開始した。「健好の塩」という名称は、健やかな暮らしを「食」の面から応援したいというコンセプトから生まれたという。
 市では、滑川沖の水深300メートル以深に存在する日本海固有水を取水し、海洋深層水として活用している。2017年3月、海洋深層水のさらなる利用促進と地域振興を目的として天日塩製造施設を整備し、製品化を進めてきた。
 海洋深層水は太陽の光が届かず、比重の重さにより表層海水と混合することがないため、豊富な栄養塩類が植物プランクトンによる光合成で消費されず残っているほか、生菌数が少なく清浄性に優れているという特徴をもつ。

天白塩製造施設

 天日製法では長い時間をかけ太陽の光と熱によって水分を蒸発させることで塩の結晶を作るため、ナトリウム以外にも、カルシウム、マグネシウム、カリウムがバランスよく含まれる。再生加工塩と比較して、「健好の塩」にはカルシウムは約10倍、マグネシウムは約20倍、カリウムは約3倍多く含まれ、甘みや苦みを含んだ深い味わいがあるのが特長。
 1kg入り3,000円、500g入り2,000円、100g入り500円(いずれも税抜き)。粒の大きさは大粒・中粒・小粒の3種類あり、価格は同じ。滑川市役所の海洋資源振興課窓口やほたるいかミュージアム売店等で購入することができる。
 問い合わせ先:滑川市海洋資源振興課(電話076-475-2111 内線301)

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