【おおしま国際手づくり絵本コンクール2020】最優秀賞に「あおくん あかくん きいろちゃん」 チェコ、台湾からも応募
射水市絵本文化振興財団(理事長泉洋氏)が主催する「おおしま国際手づくり絵本コンクール2020」の受賞作品が発表され、今年の最優秀賞文部科学大臣賞によしおかゆきこさん(大阪府茨木市)の「あおくん あかくん きいろちゃん」が選ばれた。
同絵本コンクールは射水市大島絵本館(館長立野幸雄氏)の開館を記念して始まり、27回目となった今年は国内外から197点の応募があり、46点が入賞・入選した。
コロナ禍の影響が心配されたが、応募者は10代から80代と幅広く、手づくりの温かさと作者の思いのあふれる作品が変わらず多く寄せられたという。富山県内からは24点、遠くはチェコ共和国と台湾からも応募があった。

最優秀賞:「あおくん あかくん きいろちゃん」作/よしおかゆきこ
最優秀賞に選ばれたよしおかゆきこさんの「あおくん あかくん きいろちゃん」は、日中働くけなげな信号機の役割を助け合いの視点から描いた作品。信号の色をそれぞれキャラクターにして擬人化、ハラハラする場面もあり、プロ顔負けの作品との高い評価を受けた。最優秀賞作品は来年、書籍化される。
金賞富山県知事賞はモニカさん(岐阜県)の「ゾウリムシばあさんインドでくらす」、金賞射水市長賞はかのあきさん(兵庫県)の「ひっぱってみて」がそれぞれ受賞した。このほか銀賞2点、銅賞2点、奨励賞10点、入選29点が選ばれた。審査員は絵本作家のはたこうしろう氏、山本孝氏、はまなす文庫主宰の細川律子氏、日本画家の広田郁世氏が務めた。