【コーセル】医用電気機器対応のAC-DC電源 国際安全規格に対応、大きさも半分に小型化
電源製造のコーセル(本社富山市、社長谷川正人氏・東京1部)はマルチスロットタイプの医用小型電源「AMEシリーズ」の新モデル2機種を発売。2月に販売を開始した600wと1200wに続き、新たに400wと800wを追加することで小型のものから大型のものまで幅広い機器に対応する。
マルチスロットタイプは、ユーザー装置内の様々な電子機器に対応した電圧を、ユーザーが各種出力モジュールから選び、構成を自由に組み合わせることができる多出力電源装置。医用電気機器の国際安全規格に対応し電源内部の回路設計を大幅に見直したほか、マイコンを使ったデジタルアシスト制御を組み合わせることで、高効率化と従来に比べて約50%の小型化を実現した。
外形寸法はAME400Fが89×41×257ミリ、AME800Fが127×41×257ミリ。リモートコントロール、出力電圧可変ボリューム、アラーム信号を備え、オプションで通信機器もつけることができる。標準仕様は端子台タイプだが、オプションでコネクタタイプの選択も可能。
医用機器に加え、一般産業機器、プラントなどの制御装置、産業用ロボット向け需要も見込み、シリーズ全体で3年後に年間10億円の売り上げを目指している。標準価格は400wモデルが2万1000円、800wモデルが3万円(税別)。