企業の宿題応援イベント 親子で楽しく学び、宿題を完成
夏休みも中盤にさしかかり、子どもも親も宿題の進み具合が気になる時期だ。中でも保護者を悩ませるのが「自由研究」。テーマ選びがむずかしく、家庭のサポートなしに完成させるのはむずかしいとされる。夏休みの宿題を負担に感じている親子に向けて、企業が応援サイトを運営したり、小学生向けのイベントを開催したりしている。企業にとって地域貢献の取り組みの一環であるとともに、自社製品に親しんでもらうよい機会となっている。
【三協アルミ】宿題応援イベントを高岡ショウルームで開催
三協立山(本社高岡市、社長山下清胤氏)の三協アルミ社(社長中野敬司氏)は 7月27日、高岡ショウルームにおいて小学生向けの夏休み宿題応援イベントとして「なつやすみ親子工作教室」を開催した。県内の小学校1〜6年生が対象で、96組258 人が参加し、木の実や枝など自然の材料を使ったアイディア工作に挑戦した。
8月9日には、高岡ショウルームにおいて小学校5・6年生を対象にした自由研究応援イベントを開催し、30組・60人の親子が参加した。このイベントは2016年より開始し、今年で4回目となる。「アルミサッシの自由研究を作ろう!」をテーマに、プログラミング体験やアルミの着色実験を通してアルミサッシができるまでの内容を自由研究として完成させた。
いずれの取り組みも、「ドラえもん」を起用した宣伝・販促施策を展開する際に発足した「女性推進WG(ワーキンググループ)」が企画したもので、人気のイベントとなっている。
【YKK/YKK AP】「窓から考えるエコハウスづくり」を全国で開催
YKK(本社東京都、社長大谷裕明氏)は、子ども向けの環境教育の一環として7月24日、YKKセンターパークふるさとの森において黒部市吉田科学館主催によりジオパーク自然教室「夜の昆虫観察をしよう in ふるさとの森」を開催した。小学生とその保護者20組が参加し、夜の昆虫観察や星空観察を楽しんだ。

キットを組み立てて作るエコハウスの模型
YKK AP(本社東京都、社長堀秀充氏)は、夏休みの自由研究にも最適なワークショップ「窓から考えるエコハウスづくり」イベントを各地で開催している。窓と太陽の熱や光、風などの自然エネルギーとの関わりについて学び、窓や断熱材を模したキットを用いて家模型をつくるワークショップで、YKK APのオリジナルプログラム。2010年に初めて開催して以来、毎年、全国のショールームや窓リフォーム店「MADOショップ」で開催しており、今年は初めて九州製造所が近隣小学校への出張授業を行った。
自治体や地域コミュニティイベントとの共同開催も行っており、8月11日には、黒部市三日市の パッシブタウンのコミュニティイベント「KAYA DO! フリー」においてワークショップを開催した。簡単な実験やミニチュアハウスの作成を通して、暑い夏を涼しく過ごすための工夫が体験でき、親子で楽しくエコハウスづくりに取り組んだ。