おおしま国際手づくり絵本コンクール、最優秀賞にひろせひろみさん

 「おおしま国際手づくり絵本コンクール2019」(射水市絵本文化振興財団主催)の審査結果が7月5日に発表され、7月20日、射水市大島絵本館で表彰式が行われた。最優秀賞・文部科学大臣賞に選ばれたひろせひろみさん(奈良市)ら入賞・入選者に賞状が贈られた。

 同コンクールは1994年、大島絵本館の開館を記念して始まり、今年で26回目となる。今回は30都道府県とチェコから222点の応募があり、応募者の年代も10代から80代までと幅広い。絵本作家のはたこうしろう審査委員長のほか、山本孝、ペルトネン純子、細川律子の3氏が審査員を務める。

 最優秀賞・文部科学大臣賞に選ばれたひろせさんの『おならにいろがついてたら』は、主人公の男の子がおならに色を付けたらと考えるところから始まり、最後は花火が上がるという予想外の結末で楽しく読める。発想、物語、絵、デザインともに優れていると4名の審査員が絶賛した。ひろせさんは「皆が読んで笑ってもらって、明るい気持ちになってもらえたら」と話した。

 金賞・銀賞・銅賞には次の6点が選ばれた。

金賞・富山県知事賞 『ガオガオといっしょ』 たさききょうこ(神奈川県)
金賞・射水市長賞 『立体ガイド絵本 横浜の建物をめぐる1、2』 小松原健(神奈川県)
銀賞・富山県教育委員会賞 『NPO法人 ゴミ漁船』 DAIGO MIYATA(愛知県)
銀賞・射水市絵本文化振興財団賞 『うさぎ大工におまかせください』 小林ゆたか(長野県)
銅賞・射水市教育委員会賞 『さぶとねこまた』 たけだみつひろ(長野県)
銅賞・射水市教育委員会賞 『十八番ーOHAKO-』 長澤千恵美(大阪府)

 

 このほか奨励賞に10作品、入賞28作品が選ばれた。

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