【コーセル】小型AC-DC電源を10年ぶりに刷新し「LHAシリーズ」を開発、産業用ロボット機器の安全規格も取得

 コーセル(本社富山市、社長谷川正人氏)は小型基板単体シングル出力のAC-DC電源「LHAシリーズ」を開発し、150Wと300Wの2モデルを8月末より販売する。

 同社は計測機器、表示機、半導体製造装置向けに「LFAシリーズ」を2009年より販売してきたが、市場からのさらなる小型化や高効率化の要求に応え、新たに「LHAシリーズ」を製品化した。

 「LHAシリーズ」は「小型化」「高効率化」「低ノイズ化」をコンセプトに開発され、従来製品に比べ体積比で27〜49%減の小型化を実現。外形寸法はLHA150F(出力電力150W)が75×27×160ミリ、LHA300F(出力電力300W)が84×37×180ミリと、片手でも持てるサイズになっている。共振回路・同期整流方式の採用により高効率化を図り、環境負荷も軽減する。

 北米、EUなどの安全規格に適合しているほか、今後の市場規模拡大が見込める産業用ロボットに必要とされる安全規格「EN62477-1 OVCIII」も取得しており、一般産業機器だけでなく、産業用ロボット機器、表示機、アミューズメント機器、チップマウンタ等製造装置、半導体製造装置など幅広い機器に対応する。

 コーティング仕様・リモートコントロール機能・出力可変機能 付加等の豊富なオプションがあり、各種のノイズ規格に準拠した低ノイズ設計となっている。

 生産は中国・無錫市の100%子会社で行い、3年後の年間売り上げ6億円を見込む。

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