【タカギセイコー】社長に高木副社長が昇格、八十島氏は会長に
工業用プラスチック成形・金型メーカーのタカギセイコー(本社高岡市、社長八十島清吉氏、ジャスダック)の新社長に副社長の高木章裕氏が昇格し、八十島清吉社長は取締役改選期まで1年を残して代表権のある会長に就く。就任日は6月26日付。
2014年6月に社長を引き継いだ八十島氏はこの間、工場の再構築、人員削減などの再建策を進め最終損失40億9,100万円を計上した15年3月期を底に、17年3月期で黒字転換し18年3月期に4期ぶり復配を果たした。今回のトップ交代は「足元の業績改善に目処が立ったのを機に、中長期的視点に立ってトップの若返りと新体制により挑戦できる経営に取り組む」(八十島氏)ため。
高木氏は創業者高木作次郎氏が祖父にあたり、正明元会長の長男。1969(昭和44)年9月高岡市生まれ。94年3月青山学院大学を卒業後、宇部興産を経て2000年9月入社。05年6月取締役、10年6月取締役常務執行役員、16年6月代表取締役専務執行役員、18年6月から代表取締役副社長。09年の香港・高木精工の設立、その後に続く上海、佛山、武漢で現地法人を立ち上げ、中国法人の董事長として中国事業の足場をつくり、現在同社の海外成形品事業およびグローバル企画室担当を兼務する。