【金剛薬品】売り上げ5期連続で創業以来の最高記録を更新 第2のコア事業に、健康食品の新工場が竣工

 海外や国内の製薬会社の特約店として、医薬品・工業薬品・食品添加物を取り扱う専門商社機能に加え、製品提案から製造までを手掛けるメーカー商社(本社富山市、社長黒瀬雅男氏)。健康食品を製造する太陽エフ・ディ(徳島市)のほか、グループに、バイオテクノロジーを駆使する日本初の研究開発型ベンチャーのニッポンジーン(富山市)、動・植物病の受託検査サービスのニッポンジーンマテリアル(同)、緑化事業・樹木等の病害虫防除のコンゴーグリーン(新潟市)を擁し、ヒト・動物・植物・地球の健康に関わる全ての分野を事業領域とする。

 金剛薬品の業績伸びが著しい。2018年12月期の売上高は対前期比6.3%の伸びとなり295億9300万円を達成、5期連続で創業以来の最高記録を更新した。増収幅でもそれまでの最高だった13年12月期の16億1,300万円を9.2%上回る17億6,300万円の増収となった。

 ジェネリック(後発)医薬品の生産拡大によって主力である医薬品原料(136億8,000万円)の販売が6.3%増と好調だったほか、食品添加物を中心に健康食品(91億3,000万円)で5.5%増、工業薬品(11億円)も24.9%伸びたことなどが売り上げを押し上げた。増収効果により粗利益も改善し経常利益率は前期に引き続き3%台を確保、8.1%の増益となった。在庫処分損に1億3,000万円を充て最終利益は5.6%の減益だった。

 2019年12月期も増収基調を見込む。国の後発医薬品の使用促進方針の追い風で、医薬品原料が堅調なほか、健康食品も引き続き順調。ただ薬価制度の抜本改革が進められる医薬品業界の環境変化の影響によっては「これまでのような右肩上がりは望めない」として、医薬品原料に次ぐ柱となる事業の強化を図る方針だ。

3月に完成した健康食品の新工場(太陽エフ・ディ)

 その中心となるのは、太陽エフ・ディで行っている健康食品事業。食品添加物をはじめ錠剤、顆粒剤、ハードカプセルなどを充填包装までを受託生産しており、特にラクリス、ビフィズス菌、EC-12、ラブレ菌、納豆菌、酵母、麹菌など有用菌を使った菌製剤の生産も受託できる健康補助食品GMP適合認定工場だ。

 同社では今後の受注拡大に向けて、最新の設備を整えた新工場を本社敷地内にこの3月に完成した。新工場は敷地3,000平方メートル、主力の錠剤の生産能力が増えただけでなく、食品添加物の受注生産にも注力する。

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